2.
スタート地点には日本人も中国人も入れないという警備体制がとられるはずでしたが、スタート地点は赤い中国国旗を持つ中国人だけが中に入ることを許されていました。
また誰もがゴール地点(若里公園)に入れるはずでしたが、警察は一方的にチベットを応援する日本人をゴール地点から追い出し、赤い旗を持つ中国人をゴール地点に導きました。
その結果、スタート地点も、ゴール地点も真っ赤に染まり、中国ではたくさんの支持を得て聖火リレーが終了したと報道されました。
これは中国及び日本政府により作り上げられたフィクションです。中国国旗を振ったのは大量動員された中国人であって、日本人はほぼ完全に締め出されていたのです。
このような日本政府の中国への協力っぷりにさぞかし中国も喜んだことでしょう。
しかし、多くの日本人は、一体誰のための聖火リレーなのか疑問に思いました。
警察は日本人をゴール地点から締め出した理由として、日本人の安全や現場の混乱を防ぐことを挙げました。しかし次の事実から、「中国のメンツ」が「日本人の安全・人権」よりも優先されていたことがうかがえます。

その4
資料室

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